快刀乱麻

今日はお水を出しては飲み終わったものを捨てて出しては捨てて出しては捨てて・・・
という作業だけを13時間やってました
日給¥1,3000也(交通費別
これでバイト代が雀の涙ほどのものだったらカッター振り回して
『これが私の宝物なんです!』って発狂しちゃいそうなくらいのバイトでした
(昔バイトしてた場所で実際にそういう人がいたって言う実話
日記書くこともないので最近読み終わった本のあとがきを載せておきます


現代の日本の社会は希望を必要としていないのではないかと思う。
希望はネガティブな状況で必要になるものだ。
つまり、現在よりも未来のほうがいいものになるだろう、という期待や確信が希望だから、
難民キャンプの人々や抑圧される被支配者には希望が必要になる。
逆にマジョリティとしての支配階級、あるいは独裁者が希望について考えることはないだろう。
子供には希望が必要だが、それはすべての子供が未来のために現在を生きているからだ。

 現在の日本の社会が希望を必要としていないように見える理由としては、
社会全体が現実を性格に把握していないという点に尽きる。現実を性格に把握しないと、
未来のことを考えることはできない。
 あるいは、社会的な希望がどうしても必要な時代は終わっているのかも知れない。
社会が用意すべきものはお仕着せの希望ではなく、
さまざまなセイフティネットではないだろうか。
すでに希望は、社会が用意するものではなく、個人が発見するものになっているのかも知れないが、
そういったことは巧妙に隠蔽されている。
つまり、古くて使い物にならない希望や、偽りの社会的希望があふれているのだ。
 引きこもりの人々は、偽りの社会的希望を拒否しているのかも知れない。

村上 龍   

次は知り合いがいいっていってた宮本輝でも読んでみますかねぇ